食べるファスティングでゆるく身体を整えよう
2025/2/10
 
        
          消化器官を休ませることで体内のデトックス効果が得られる、腸内環境が整う、そして昨今ではファスティングバーが話題になるなど、
          本格的なファスティングではなく、食べるファスティングにも注目が集まっています。固形物を食べてよいのであれば、少しハードルも下がり、
          乱れ気味な体調を整えるのにもちょうど良いのではないでしょうか。
          基本のファスティングと食べるファスティングの違い、メリットや注意点、やり方なども含め紹介していきます。
          
■目次
ファスティングとは?
 
          
          ファスティング(fasting)とは、英語のfastという動詞の名詞形で「断食」「絶食」を意味します。古くから宗教的な行為として行われているものもあります。
          しかし、現在では一定の期間、食べ物を断つ行為、多くは固形の食べ物を半日から数日間摂取しないことを指します。最近では体調管理や体内のデトックス、
          腸活などを目的に実施する人も増えており、身体の整え方の1つとしても注目されています。
          
ファスティングのメリット
 
          
          ファスティングは普段、働き続けている胃腸などを休めることで、消化機能や吸収機能を高めることを目的として生まれました。
          消化・吸収に使うエネルギーを抑え、身体の疲労回復などにまわすことで、内臓が元気を取り戻すとも考えられています。
          その結果、体内の余分な水分や物質などを排泄する効果が高まり、体内のリセットや腸内環境の改善に繋がることも期待できます。
          腸内環境が改善されると、腸内で善玉菌が優位になり、便秘が解消されたり、肌荒れが改善したりする効果も期待できます。
          断食することで一時的に摂取カロリーが減るため、ダイエット効果があるともいわれています。
          
断食とファスティングの違い
 
          ファスティングとは一定期間、固形物を食べずに水と酵素ドリンクなどで過ごすものです。断食は一切、食べ物を食べずに水のみで過ごす取り組みです。 ファスティングは水に加えて酵素ドリンクなどを摂取するため、栄養を取れるという点で断食とは異なります。
食べるファスティングって?
 
          
          一般的にファスティングを行うと、血糖値が上がらないことでインスリンの分泌が抑えられ、糖ではなく脂肪を燃焼するように。
          脂肪分解により血中では適度にケトン体が増加して糖に代わるエネルギー源として働きます。エネルギーが不足すると身体は脂肪を分解し、ケトン体を生成してエネルギー供給をします。
          食べるファスティングは16時間ファスティングをベースにして、PFCバランスをコントロールすることで擬似ファスティングの状態を作り出します。
          PFCとはプロテイン(タンパク質)、ファット(脂質)、カーボハイドレート(炭水化物)の略。通常の食事では炭水化物が50〜60%、タンパク質が15〜20%、
          脂質が20〜30%というのが理想のバランスと言われています。
          しかし、食べるファスティングでは食事を炭水化物は20〜30%、タンパク質は10%ほどに抑え、脂質を60〜70%に増やします。
          16時間ファスティングは16時間食べずに、8時間は食事をしてよいというファスティングの方法です。この8時間以外に先ほど説明した特別なPFCバランスの食事をすると、
          空腹をやわらげ、過食も防ぐことも。現在はファスティング用のフードなども販売されているので、そういったものを活用するとより手軽に挑戦できますよ。
          
★目的
ファスティングの目的はデトックスなどによる腸内環境の改善や代謝の活性化です。腸内環境が整うことにより、ダイエット効果も期待できますが、 そこばかりを期待しないようにしましょう。短期間で劇的な効果を求めるものではなく、継続することで身体やそれによって心の調子が整うことを目指します。 最初は1日からはじめて、無理なく生活に取り入れられるといいですね。
★スケジュール
普段の食事のうち、朝食や夕食のどちらかを炭水化物は20〜30%、タンパク質は10%ほどに抑え、脂質を60〜70%に増やしたPFCバランスの食事にする、 またはファスティング用のフードに置き換えることで16時間のファスティングスタイルを作ります。朝食のパターンであれば8時に特別なPFCバランスの 食事またはファスティング用フードを食べることで擬似ファスティングタイムをつくり、13時〜21時の8時間のあいだに昼食と夕食などを食べてOKタイムをとります。 ただし、1日の摂取基準カロリーは超えないように注意しましょう。
★食べるファスティングはここがイイ
これまでファスティングに抱いていた大変、我慢という印象がなく、気軽に挑戦できるのが最大の魅力ではないでしょうか。
          【ここがイイ!】
          ・食べながらファスティングできるから空腹感やストレスを軽減
          ・お腹が減って挫折することも少ない
          ・食べられることで必要な栄養を摂取できる
          ・本準備食や回復食を用意する必要がない
          ・ファスティング用フードの活用OK
          ・お酒やおやつも摂取カロリー範囲ならOK
          
この方法であれば、家族の食事を用意しながら自分だけファスティングを実践する難しさもなく、生活への影響も減らせますね。
注意すべきポイント
 
          通常のファスティングより制限の少ないファスティングでも注意すべき点はあります。取り入れようと考えている人は以下を確認してからチャレンジしてみてくださいね。
①1日の摂取カロリーは守る
1日の摂取カロリーは性別や活動量などによっても違うため、一概に何キロカロリーまでとはお伝えできませんが、それぞれにあった目安を超えないようにしましょう。摂取カロリーを超えては本来の目的である、消化器官を休めることもできませんし、そもそもカロリーオーバーは健康的な食事とは言えません。
②飲み物について
ファスティング中は水分をしっかりとることを意識して欲しいです。しかし、砂糖が入った飲み物は消化がよくないため、控えるのがおすすめです。コーヒーや紅茶なども無糖であれは問題ないようです。お酒はおすすめしませんが、摂取カロリー範囲内の適量であればOK。
③無理はしない
ゆるファスティングとはいえ、無理は禁物です。ファスティング中に体調の異変を感じた場合はすぐに中断してください。無理をしては、身体を整えるつもりが逆に体調をくずしてしまう恐れがあります。
            そのほか、成長期のかたや高齢のかた、妊娠中や授乳中のかたには、食べるファスティングであってもあまりおすすめはできません。なんらかの疾患を抱えているかたや痩せすぎのかたもです。こららに当てはまる場合は、必ずかかりつけの医師に相談するようにしましょう。
            毎日、当たり前にとっている食事は、あなたのクセや好みでできあがっています。しかし、実はその選び取っている“食”が身体の不調の原因かもしれません。
            過去にファスティングを実践した経験がある人もいるかもしれませんが、実践の難しさを感じる人が多いのも事実でしょう。
            普段の生活を送りながら取り入れられる食べるファスティング、興味があるかたは1度試してみてはいかがでしょうか。 
          
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