【専門家がレビュー】クレンジングバームの正しい使い方&毛穴汚れが落ちるおすすめ商品

とろけるようなテクスチャーで「高い洗浄力」と「やさしい使い心地」を兼ね備えたクレンジングバーム。ルルルンの「落として整えるクレンジング」は、メイクや汚れをしっかりと落とし、洗いあがりのよさまでこだわったスキンケア発想のクレンジングです。

また、肌質や好みの香りに合わせて選べるため、自分にぴったりのタイプが見つけやすいのも魅力の1つです。今回は、美容家がルルルンのクレンジングバーム4種類を実際に試して、それぞれの特徴や使用感を詳しくレビューします。

本記事にて紹介している商品情報は2025/5/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。

クレンジングバームの正しい使い方｜毛穴汚れをしっかり落とすコツ

ジェルよりもしっかり落ちて、オイルより摩擦が少ないのが魅力のクレンジングバーム。クレンジングバームを効果的に使うためには、正しい使い方を知っておくことが大切です。肌へのなじませ方や洗い流しのタイミングを意識するだけで、汚れの落ち具合や、洗いあがりにも差が出てきます。

まずは、基本的な使い方やポイントをおさえて、クレンジングバームの効果をしっかりと引き出しましょう。

クレンジングバームの基本的な使い方（5ステップ）

ここでは、クレンジングバームを正しく使うための手順を5ステップで解説します。

1．手と顔が乾いているか確認する

クレンジングバームは乾いた状態で使用するのが基本です。使用前に手と顔が濡れていないことを確認しましょう。

2．適量を手のひらにのせる

スパチュラを使って適量のバームを手のひらに取ります。使用量は、さくらんぼ1個分が目安です。

3．手のひらの上で温める

手のひらに取ったバームをもう片方の手で温めながらなじませてやわらかくします。手のひらでバームを軽く温めてやわらかくすると、肌へのなじみがぐっとよくなります。

4．肌にやさしくなじませる

温めたバームを顔全体に広げ、メイクや皮脂となじませます。肌への摩擦を避けるためにも、こすらず丁寧になじませるのがポイントです。

指の腹を使い、円を描くようにやさしくなじませましょう。毛穴の黒ずみや角栓が気になる小鼻まわりは、クルクルと小さく回しながら丁寧に汚れを落とすのがコツです。

5．乳化して洗い流す

適量のぬるま湯を加え、クレンジングバームを乳化させます。バームが白く変化したら乳化のサインです。

しっかり乳化させた後は、バームが肌に残らないようぬるま湯でていねいに洗い流しましょう。とくに生え際やフェイスラインは残りやすいため、すすぎ残しがないか鏡を見ながら確認しましょう。

ポイント｜乳化させてから洗い流すのがカギ！

クレンジングバームは、メイクや皮脂となじませた後に少量のぬるま湯を加えて、乳化させることが大切です。

しっかり乳化させることで、クレンジングの油分と一緒にメイク汚れもすっきりと落としやすくなります。乳化をせずに洗い流すと、油分が肌に残りやすくなり、毛穴詰まりやぬるつきの原因にもつながるため、忘れずに行いましょう。

やりがちNG習慣｜間違った使い方で肌トラブルに？

クレンジングバームの間違った使い方は、肌の汚れがきちんと落としきれなかったり、肌に負担をかけてしまったりする原因につながります。

まずは、普段のお手入れでやりがちなNG習慣を以下の項目からチェックしてみましょう。

• バームを長時間なじませる

• 肌をゴシゴシと強くこする

• 使用量が少なすぎる

• 冷水で洗い流す

クレンジングなどの「汚れを落とすケア」は、肌に負担をかけやすいステップです。そのため、クレンジングバームでメイクを落とす際は、1分程度を目安に行うのが理想的です。

また、肌を強くゴシゴシとこすったり、量が少なかったりすると、摩擦によって肌にダメージを与えてしまいます。洗い流す際は32～34℃程度のぬるま湯を使って、洗い残しがないように丁寧にすすぎましょう。

クレンジングバームの選び方

クレンジングバームを選ぶときは、選び方の基準をおさえておくと、自分に合った商品が見つけやすくなります。テクスチャーや使用感はもちろん、配合されている成分や洗い流しやすさなどもチェックして、毎日心地よく使える一品を選びましょう。

肌質に合ったタイプのクレンジングバームの種類（乾燥肌・脂性肌・敏感肌）

クレンジングバームを選ぶときは、自分の肌質に合ったタイプかどうかをチェックすることが大切です。肌に合わないものを使い続けると、かえって肌に負担をかけてしまい、肌トラブルを招く原因になりかねません。

以下の特徴を参考にしながら、自分にぴったりのタイプを選んでみましょう。

• 乾燥肌：保湿成分が豊富に入った、しっとりタイプのものを選ぶ

• 脂性肌：肌のうるおいは残しつつ、皮脂をすっきりと洗い落とせるタイプのものを選ぶ

• 敏感肌：マイルドな洗浄力で、低刺激設計のものを選ぶ

肌質に合ったクレンジングバームを選べば、肌の汚れをしっかりと落としながら、心地のよい洗いあがりが得られます。

配合されている成分で選ぶ

気になる肌の悩みがある人は、配合されている成分に注目して選んでみてください。

• 乾燥やくすみ・・・コラーゲン、ヒアルロン酸

• 肌のベタつきや毛穴目立ち・・・アゼライン酸、ビタミンC誘導体

• 年齢によるハリの低下・・・ナイアシンアミド、レチノール

• 肌荒れ・・・アズレン、パンテノール

また、敏感肌の人はアルコールや合成香料など、肌に刺激となりやすい成分が含まれていないかも確認しておきましょう。

好みの香りや使用感で選ぶ

クレンジングは毎日使うものだからこそ、使い心地のよさにもこだわりたいところ。

肌にさらっとなじむ軽やかなタイプから、しっとり濃密なテクスチャーまで、感触の違いはさまざまです。また、ほんのり甘い果実のような香りや、さわやかでリフレッシュできる香りなど、香りの好みで選ぶのもおすすめです。

自分にとって心地のよいアイテムを選ぶことで、毎日のスキンケアタイムが楽しみな時間に変わります。

洗い流しやすさで選ぶ

洗い流しやすさを重視したい人には、乳化がスムーズにできて、さっと流せるクレンジングバームがおすすめです。乳化が早いと、水と油がなじみやすくなり、肌の汚れもすっきり落としやすくなります。

クレンジング後のベタつき感が苦手な人は、さっぱりとした洗いあがりのタイプを選んでみるのも1つの手です。

【専門家がレビュー】おすすめのクレンジングバーム4商品を試して比較

ここからは専門家である筆者がおすすめするクレンジングバーム4商品を紹介します。実際に試してどんな肌質や肌の悩みに合うか、使用感などの感想も紹介しますので、ぜひ商品選びの際の参考にしてみてください。

なお、今回紹介する商品はマツキヨココカラオンラインストアでは購入できず、店頭販売のみとなります。気になる人はマツモトキヨシ、ココカラファインの各店舗で商品を探してみてください。（一部、お取り扱いのない店舗もあります。）

ルルルンクレンジング トーニングバーム4種類を使ってわかった4つのこと

ここでは、実際に4種類すべて試してみて感じた、ルルルンクレンジング トーニングバームの魅力を4つ紹介します。

1．「落とす」と「整える」を両立したスキンケア発想のクレンジング

ルルルンのトーニングバームは、肌質に合わせた成分設計で「落とす」と「整える」を同時に叶えるクレンジングです。メイクや汚れをきちんと落としながら、スキンケアがなじみやすい肌状態に整えるので、洗いあがりの肌は心地よく感じられます。

4種類のバームそれぞれに、異なる清浄成分や保湿・整肌成分が配合されているため、自分の肌質や悩みに合わせて選びやすいのも特徴です。肌を整えることまで考えられたクレンジングだからこそ、使い続けたくなる心地よさがあります。

2．とろけるようなテクスチャーで素早く乳化する

ルルルンのトーニングバームは、体温でとろけるような柔らかなテクスチャーが特徴です。肌にのせた瞬間とろけるように広がり、メイクや汚れをスムーズに絡め取ります。厚みのあるバームが肌にぴたっと密着するため、摩擦を最小限におさえられるのもうれしいポイントです。

お湯を加えると素早く乳化してスルッと洗い落とせるので、手間に感じていた夜のクレンジングがとても楽になりました。

3．W洗顔不要で時短&摩擦レス

ルルルンクレンジング トーニングバームは、W洗顔不要です。

クレンジングと洗顔を1ステップで済ませられるので、スキンケアの時短にもつながります。私は夜のメイクオフに使うことが多いですが、仕事で遅くなった日や疲れているときも、クレンジングと洗顔が一度に済ませられるのがとても助かります。

さらに、クレンジング後に洗顔料を使わないことで、肌に触れる回数が減り、摩擦や刺激も軽減できるのもうれしいポイントです。肌をいたわりながらも手間をかけずに済むので、時間も気持ちもゆとりが持てます。

「できるだけ肌にやさしいケアを心がけたい」と言う人や、毎日を忙しく過ごす人にこそ、頼ってみて欲しいです。

4．つっぱり感や後残り感のない心地のよい洗いあがり

ルルルンクレンジング トーニングバームは、どのタイプもぬるつきやベタつきが残らず、すっきりと洗い流せます。それでいて、肌に必要なうるおいはしっかり残るため、洗顔後のつっぱり感もありません。

私は乾燥しやすい肌質なので、クレンジング後のつっぱりが気になることが多いのですが、洗いあがりの肌はしっとり感がありました。「クレンジング後の肌が好きになった」と感じられるような、気持ちのよい洗いあがりです。

クレンジングバームに関するQ&A

ここからはクレンジングバームに関するよくある質問に専門家が回答します。

メイクや古い角質はしっかり落としてすこやかな肌を保つために役立つ情報なので、参考にしてみてください。

• クレンジングバームの後に洗顔は必要ですか？

  クレンジングバームの後に洗顔が必要かどうかは、商品によって異なります。

  W洗顔不要と記載のあるタイプは、肌に必要なうるおいを残しながら、メイクや皮脂汚れを落とせる設計のため、洗顔は必要ありません。一方で、W洗顔不要の記載がない場合は、洗顔料を使って肌を清潔に整えるのが基本です。

  クレンジング料が肌に残ると、ニキビや肌荒れなどの原因につながるため、洗い流しは丁寧に行いましょう。

• クレンジングバームは毎日使ってもいいですか？

  クレンジングバームは基本的に毎日使っても問題ありません。

  ただし、クレンジングバームは油分を多く含み、洗浄力が高いため、洗いすぎると肌に負担がかかることがあります。とくに乾燥肌や敏感肌の人は、肌のうるおいを残しながら汚れだけを落とす、やさしい使い心地のタイプを選ぶことをおすすめします。

• W洗顔にはどういう役割がある？

  肌に1日付着したメイクや汚れをきちんと落とすには、クレンジングのあとに洗顔を行う「W洗顔」が基本とされています。

  クレンジングは、ファンデーションや皮脂汚れを落とす役割があり、洗顔は肌に残ったクレンジング剤やホコリ、古い角質などをオフするために必要です。

  肌を清潔に保つためには、クレンジングと洗顔の両方を行うことが大切です。ただし、最近ではクレンジングと洗顔の役割を1ステップで済ませられる「W洗顔不要」のアイテムもたくさん登場しています。

  メイク落としと洗顔が同時に行えるため、時短で済ませたい人や肌への負担を軽減したい人におすすめです。

• クレンジングバームはお風呂場で使っても大丈夫ですか？

  クレンジングバームはお風呂場でも使用できます。

  ただし、クレンジングバームは、顔や手が乾いた状態で使うのが基本です。容器に水などが入ると、雑菌が繁殖しやすくなる可能性があります。

  衛生的に使うためにも、使用後は蓋をきちんと閉め、高温多湿な場所は避けて保管しましょう。

今回体験した商品

本記事にて紹介している商品情報は2025/5/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。