プチプラでも仕上がりが美しく、人気の高いアイテムが多いチーク。最近では、定番のパウダータイプやクリームタイプに加え、バームタイプやリキッドタイプなど、さまざまな質感のチークが登場していて、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、それぞれのチークの魅力や使用感をレポートしながら、タイプ別の特徴もわかりやすくご紹介します。商品選びのヒントとしてはもちろん、ご自身の理想に合った質感や色味を見つけるきっかけになればうれしいです。

空山 菜摘
本記事にて紹介している商品情報は2025/1/10時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。
今回のご紹介の商品以外にも
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チークの種類
淡くやさしい雰囲気に仕上げたいならパウダーチーク、ナチュラルなツヤ感を出したいならバームチークやリキッドチークがおすすめ。また、ほどよい発色とツヤ感のバランスを求める方には、クリームチークがぴったりです。
プチプラチークの選び方
ここではプチプラチークを選ぶポイントを4つ紹介します。
1.色味を重視して選ぶ
チークを選ぶとき、やっぱりいちばん気になるのは「色味」という人が多いのではないでしょうか。
自分のパーソナルカラー※に合った色を選ぶことで肌色がきれいに見えます。また、アイシャドウやリップと同系色でそろえると、メイク全体に統一感が生まれて洗練された印象に仕上がります。メイクテーマに合わせてチークの色味をガラッと変えてみることで、イメージチェンジすることもできるので、新しい自分を知るきっかけになるかもしれません。
※ パーソナルカラーは統計に基づいて4タイプに分類しています。すべての人がきっちりと1つのタイプに当てはまるというわけではなく、しっくりこないと感じる人もいます。肌の調子や、ヘアカラーや顔回りのアクセサリーの影響で見え方が変化することもあります。パーソナルカラーはあくまで傾向で、それにとらわれる必要はなく、ご自身の好きなファッションを楽しんでください。
2.質感で選ぶ
冒頭で紹介したように、チークにはパウダータイプ・クリームタイプ・リキッドタイプなど、さまざまな質感があります。ツヤ感やマット感といった好みに合わせて選ぶのも一つの方法ですが、ベースメイクとの相性や、メイク全体の雰囲気に合った質感を選ぶことで、仕上がりの完成度がぐっと高まります。質感の違いにも注目しながら、自分に合ったチークを見つけてみてください。
3.パールやラメ入りを選ぶ
近年は、パールやラメが配合されたチークも多く登場しています。配合されているパールやラメの種類・大きさ・量によって発色や仕上がりの印象は異なりますが、一般的にパール入りのチークは、自然なツヤ感や光沢を演出しやすいのが特徴です。
一方で、ラメが含まれているタイプは、きらめきのある華やかな仕上がりになりやすく、特別なシーンや気分を変えたいときにもおすすめです。
4.多機能アイテムを選ぶ
チークだけでなく、リップとしても使用できる多機能商品は、1つで多機能に使えるため非常に便利です。
また、複数のカラーがひとつになっているチークもあります。このようなアイテムは色を組み合わせて使ったり、単色で利用したりすることができ、メイクの幅が広がります。
さらに、複数の機能を持っていなくても、チークブラシが付属していることで、より使いやすくなるため、選ぶ際のポイントとして覚えておくとよいでしょう。
プチプラチークおすすめ9選|美容家が試してレビュー
ここからはおすすめのプチプラチークを紹介します。また、とくに気になった商品を美容家が実際に試して感想も紹介しますので、ぜひ商品選びの際の参考にしてみてください。
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1.世代TPO問わず万能な「CEZANNE(セザンヌ)」

CEZANNE(セザンヌ)
ナチュラルチークN 01ピーチピンク 3.6g
価格(税込):396円※検証時
ほのかな微細パール配合!大人も使いやすいピーチカラーのパウダーチーク。
パール入りパウダーチーク

細かなパールが配合され、ほのかに光沢を感じる上品な発色に仕上がります。
パールの配合量が多いと、ツヤ感が増す一方で毛穴がより目立って見えやすくなりますが、こちらは悪目立ちしない絶妙なバランス。毛穴の目立ちを避けたい方にも使いやすいアイテムです。
大人も使いやすい上品ピーチ

オレンジすぎず、青みピンクすぎない、絶妙なバランスのピーチカラー。肌なじみが良く、TPOを問わず大人のナチュラルメイクにも取り入れやすい色味です。
自然な血色感を演出できるうえ、コストパフォーマンスにも優れているため、メイク初心者の方にもおすすめです。
2.華やかさを重視したいなら「CHIFURE(ちふれ)270」

CHIFURE(ちふれ)
パウダーチーク 270
価格(税込):506円※検証時
渋みがあるので子供っぽくならず、大人も使える華やかチーク。重ね付けするのもおすすめです。
深みのあるシックなローズカラー

今回紹介するプチプラチークのなかで、最も濃く深みのあるカラーです。
ビビッドな濃いピンクや真っ赤な華やかなチークは、子供っぽく見えるのではないかと懸念する方も多いかもしれません。しかし、このカラーは渋みが強く、大人っぽい落ち着いた印象を保ちながら華やかに仕上げることができます。
鮮やかなのにふんわり仕上がる

鮮やかなカラーでありながら、一色でもベタ塗り感がなく、ふんわりと仕上がるのがうれしいポイントです。
今回はつけ比べのため単色で仕上げていますが、淡いカラーのチークをベースに塗った後に、メインカラーとして重ねることで立体感が増すので、こちらもおすすめです。
3.トーンアップも叶えたいなら「peripera(ペリペラ)」

peripera(ペリペラ)
ピュア ブラッシュド サンシャイン チーク 06 モーニングブラッシュ
価格(税込):880円※検証時
淡いピンクの印象だけでなく、肌を明るくメイクするトーンアップ効果もあるため、ハイライトとしても使えます。
彩度よりも明るさを重視したい人にぴったり

同じシリーズの中でも一番明るくブルベ寄りのカラー。そのため、チークを目立たせたくないという人でも、透明感をメイクアップする役割として取り入れることができます。
柔らかく細かい粉質でふんわり発色するところも魅力です。
ほんのりピンクでトーンアップ

肌に乗せると肌が少しだけ白くなったかのような発色で、トーンアップするようなメイクアップ効果を得られます。
ほんの少しだけピンクの色味が加わり、血色感を演出することもできますが、明るく見える印象の方が強いので、ハイライトとしても使えそうです。
4.イエベ肌にイチオシの「media(メディア)」

media(メディア)
ブライトアップチークS PK-03 2.8g
価格(税込):748円※検証時
オフィスメイクにもぴったりな肌なじみの良いサーモンピンク。テクニックいらずで上品なソフト発色に仕上がります。
馴染みやすいサーモンピンク

ピンクのニュアンスを感じつつ、コーラルやベージュの要素が強いサーモンピンク。肌に乗せると境目がわからないほど自然に溶け込みます。
オフィスメイクなど、血色感を出しつつ華やかすぎない仕上がりを目指す人にぴったりのカラーです。
デパコス顔負けのふんわり発色

シリーズの中では「ふんわり色づきタイプ」と位置づけられているように、ヴェールを1枚重ねたようなソフトな発色です。
粒子が細かく、付属のブラシでもふんわりと乗るため、テクニック不要で上品なチークに仕上がります。
5.組み合わせで発色を変えられる「dodo(ドド)」

dodo(ドド)
チークキャット CC35
価格(税込):814円※検証時
淡いピンクや淡いオレンジが組み合わさって、イエベ肌もトライしやすい青みピンクチーク。
3色が1つになったパウダーチーク

淡いピンク(上部)、淡いオレンジ(下部)、青みピンク(猫のシルエット)の3色がひとつになったパウダーチークです。付属のパフを使う場合は、パフを回転させながら取ることで3色をバランスよく混ぜることができます。
手持ちのチークブラシを使えば、一部のカラーだけを選んで使うことも可能です。
想像よりも青みピンク寄りの発色に

オレンジの範囲が広いため、3色を混ぜるとコーラルピンクのようなフレッシュな発色になるかと想像していましたが、実際は意外にも青みが強く出る仕上がりでした。淡いピンクとオレンジが組み合わさることで、イエベ肌にもなじみやすい印象です。
何もついていないブラシでぼかすと、彩度を抑えたふんわりとしたチークに仕上がるので、ぜひ試してみてくださいね。
6.重ね付けにイチオシの「CHIFURE(ちふれ)ニュアンスカラー」

CHIFURE(ちふれ)
パウダーチークニュアンスカラー 300
価格(税込):550円※検証時
重ね付けに役立つ、白浮きしないニュアンスチーク。微細パール入りで柔らかいツヤを演出することができます。
微細パール入りのニュアンスカラー

単品使いで透明感を引き出すのはもちろん、手持ちのチークのベースとしても活躍するニュアンスカラーです。重ねるチークの色味をブルーベース寄りに調整できるのが特徴。
パールが配合されているものの、マットでソフトな質感はしっかりと保たれ、悪目立ちする心配もありません。
白浮きしないパープル

トーンアップを狙うような明るいパープルではなく、ほどよくくすみ感を含んだカラーのため、白浮きしにくいのが魅力です。単品使いでも肌に自然になじみ、不自然に浮くことはありません。
青みの強いカラーに苦手意識がある人でも、挑戦しやすい色味です。
7.多幸感メイクにぴったりな「BBIA」

BBIA
レディトゥーウェアダウニーチーク 08 ダウニーロージー
価格(税込):990円※検証時
少量でもしっかりと発色するバームに近いクリームチーク。赤とオレンジの良いとこ取りをした多幸感メイクにぴったりのカラーです。
バームに近いテクスチャーで高発色

気温や体温によって柔らかさは変わりますが、比較的バームに近い濃密なテクスチャーのクリームチークです。肌にのせるとパウダリーな質感に変化し、高発色をしっかりキープすることができます。
多幸感あふれる仕上がり

ほんの少量を指に取ってなじませるだけでも、チークの存在感がしっかりと感じられます。ローズピンクを想像していましたが、実際にはオレンジと赤のいいとこ取りをした、多幸感あふれる発色に。
しっとりとしたツヤ感も残るため、イキイキとした印象を演出できます。
8.ブルベ肌にイチオシの「Fujiko(フジコ)」

Fujiko(フジコ)
水彩チーク 03 マイアメージングピンク
価格(税込):1,760円※検証時
透け感のあるみずみずしいテクスチャーで、透明感たっぷりの印象に仕上がるカラー。
まさに水彩絵の具のような発色

みずみずしいテクスチャーで、水彩絵の具のような透け感のある発色が特徴です。青みを強く感じるかもしれませんが、透明度が高いため、やりすぎた印象にはなりません。
ムラなく肌に密着する点もおすすめポイントです。
透明感を底上げするカラー

肌に溶け込むようになじみ、内側からジュワッとピンクが湧き上がるような発色です。白浮きすることもなく、肌の透明感※を引き立てながら美しく魅せるカラーとテクスチャーになっています。
※ メイクアップ効果による
商品詳細はこちら9.密着力を重視するなら「SHEGLAM」

SHEGLAM
リキッドブラッシュ ハッシュハッシュ 5.2ml
価格(税込):880円※検証時
密着力が高く高発色なリキッドチーク。くすんで見えないので、トライしやすいベージュカラーです。
密着力が高く高発色なリキッドチーク

リキッドタイプの中でも、ひと塗りでしっかりと発色するのが特徴です。今回紹介したプチプラチークのなかで、最も密着力が高い印象を受けました。
初めて使用する場合は、直塗りせずに手の甲などに一度とり、指で少しずつ肌にのせると、濃淡の調整がしやすくおすすめです。
くすんで見えない大人のベージュカラー

スウォッチでは落ち着いたベージュに見えますが、肌にのせるとコーラルのように明るく発色します。くすんだり地味に見えたりすることなく、頬に華やかさをプラス。
小麦肌の方にもよくなじむため、肌の明るさを問わず使いやすいベージュカラーです。
今回のご紹介の商品以外にも
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よくある質問
ここからはチークについてよくある質問に美容家が回答します。
チークを上手に使ってなりたいメイクを身につけるために役立つ情報なので、参考にしてみてください。
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肌につけると想像と違う色になった場合、対策法はある?
チークを選ぶとき、見た目の印象で「これくらいの発色かな?」と想像していても、実際に肌にのせてみると、「思っていた色とちょっと違った…」なんてこともありますよね。そんなときは、重ね塗りで色味を調整するのがおすすめです。
たとえば、思ったよりも青みが強く感じられるピンクだった場合は、手持ちのオレンジ系チークを重ねることで、ほんのりコーラル寄りに。肌なじみがよくなり、自然な血色感を演出できますよ。
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チークの質感は ベースメイクの質感に合わせて選ぶべき?
メイクにまだ慣れていない方は、ファンデーションの仕上がりに合わせてチークを選ぶのが、おすすめです。
たとえば、パウダーファンデーションやフェイスパウダーでマットに仕上げる場合は、同じくパウダータイプのチークを。一方で、クッションファンデーションなどツヤ感のあるベースメイクの場合は、リキッドやクリームタイプのチークを選ぶと、自然に肌になじみます。
質感をそろえることで、メイク全体に統一感が生まれるだけでなく、化粧くずれを防ぎやすくなるのもうれしいポイントです。
本記事にて紹介している商品情報は2025/1/10時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。
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