ヘルシーなラーメンとちょい足し具材おすすめ8選|健康的な食べ方をプロが解説

公開日:2025年2月11日

ラーメンは子どもから大人まで人気のメニューですが、なんとなく「体に悪い」「太る」というイメージを持っていないでしょうか。麺類にはそのようなイメージがつきものですが、アレンジ次第で健康的に楽しめるようになります。

この記事では、ラーメンをヘルシーに味わうおすすめの食べ方や、栄養バランスを整えるちょい足し具材を紹介します。ラーメンを食べたいけど健康が気になる人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

この記事の監修者
管理栄養士
いしもと めぐみ
国立大学文学部を卒業後、一般企業勤務を経て栄養士専門学校に入学し、栄養士資格を取得。病院給食、食品メーカーの品質管理、保育園栄養士を経験して独立。栄養・健康分野の記事執筆のほか、栄養指導、食が楽しくなるレシピの発信などを行う。

本記事にて紹介している商品情報は2024/11/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。

ラーメンは不健康?太る?

ラーメンのエネルギー量は、醤油や味噌などの味の種類や具材の量により異なりますが、1杯約400〜600kcal程度と実はそれほど高くありません。ただし「早食い」と「栄養バランス」に注意が必要です。

ラーメンなどの麺類はするすると口に入るうえに、あまり噛まなくても食べられるため、早食いしがちなメニューです。麺類は糖質が多く、一気に食べると血糖値が急上昇します。すると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが大量に分泌されます。インスリンには余分な糖質を脂肪に変えて体にたくわえる働きもあるため、ラーメンの早食いは肥満を招く結果にもなりかねません。

また、早食いすると満腹感を覚える前にラーメンを食べ終わってしまいます。「もう少し食べたい」と替え玉したり、ご飯メニューを追加したりすれば、エネルギーを摂りすぎて太ると考えられます。

さらに、ラーメンは糖質と脂質が多い一方でビタミンとミネラルが少なく、栄養バランスがよくありません。加えて、スープには塩分が多く含まれます。塩分の過剰摂取は体のむくみや高血圧の原因になるため、ラーメンを食べる際は食べ合わせに工夫しましょう。

ラーメンを健康的に食べる方法

肥満を防ぎながら、栄養バランスよくラーメンを食べられるとうれしいですよね。そこで、ラーメンを健康的に食べるおすすめの方法を紹介します。

具材を加えて栄養バランスを整える

ラーメンに不足している栄養を補うためには、具材を加えましょう。おすすめの具材は、野菜・海藻・きのこです。これらの食材はエネルギーが少ないうえに、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。さらに、野菜は余分な塩分を排出する作用があるカリウムも含んでおり、塩分の摂りすぎによる体の不調を防ぐためにも摂取したい食材です。

また、ゆで卵やチャーシューを加えて、たんぱく質を補うのもおすすめです。たんぱく質を摂ると、脳の満腹中枢を刺激するホルモンの分泌が促されて、おなかがいっぱいだと感じやすくなります。そのため、栄養バランスを整えながらラーメンの食べすぎを防げますよ。

具材から食べる

食物繊維には、糖質の吸収を遅らせて血糖値の上昇をゆるやかにする作用があります。そのため、食事を取るときに食物繊維から食べはじめ、後で糖質を摂ると、インスリンの分泌がおさえられて肥満を防ぐ効果が期待できます。

ラーメンを食べても太りにくくするためには、食物繊維が豊富な野菜・海藻・きのこを加え、これらの具材から食べるようにしましょう。具材をたっぷり加えて、その具材から食べはじめれば、ラーメンの早食い防止にもつながります。

スープはできるだけ飲まない

ラーメンを食べるとうまみが詰まったスープまで飲みたくなりますが、健康のためにはできるだけ飲まないほうがよさそうです。1日の塩分摂取量の目標値は、成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満とされています。しかし、ラーメン1杯の塩分量は6g以上あり、その大半がスープに含まれています。そのため、麺にからむスープの味を楽しむ程度にとどめ、スープを飲むことは控えましょう。

ヘルシーなラーメンとちょい足し具材おすすめ8選|プロが試してレビュー

ここからはおすすめのヘルシーなラーメンと、ラーメンに合うちょい足し具材を紹介します。また、とくに気になった商品をプロが実際に試した感想も紹介しますので、ぜひ商品選びの際の参考にしてみてください。

今回のご紹介の商品以外にも
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1.ラーメンでおなかいっぱいになりたい人に「ごつ盛り」

ごつ盛り
塩担々麺 112g
価格(税込):138円※検証時

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いしもと めぐみ

大盛りの麺に加え、にんにくの香りとラー油の辛みで、カップラーメンながら十分な満足感が得られます。塩分量が気になるときは水菜を加えて、塩分の排出を促しましょう。

麺の量と旨辛味で抜群の食べごたえ!

一般的なカップラーメンの麺の量は60〜70g程度ですが、ごつ盛り 塩担々麺には90gもの麺が入っています。さらに、にんにくの風味とラー油の辛みがしっかり感じられて、かなり食べごたえがあります。

ラーメンだけでしっかりおなかを満たしたい人におすすめします。

塩分量が気になるなら水菜をトッピング

塩分量は7.7gと多めですが、スープを残せば塩分摂取量をおさえられます。さらに、カリウムが豊富な野菜を加えると、塩分の排出が期待できます。

おすすめの野菜は水菜です。ゆでたり煮たりするとカリウムが減少してしまうため、水菜は生の状態で加えるとよいでしょう。さっぱりとした味わいで、塩担々麺の風味にもよく合います。

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2.塩分控えめで体にやさしい「カップヌードル 塩分控えめPRO 1日分のカルシウム&ビタミンD」

カップヌードル
塩分控えめPRO 1日分のカルシウム&ビタミンD 73g
価格(税込):246円※検証時

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いしもと めぐみ

塩分控えめでも満足感のある味わいです。1日分のカルシウムとビタミンD入りで、骨の健康が気になる人におすすめします。

塩分30%カットでも遜色ない味わい

カップヌードル 塩分控えめPRO 1日分のカルシウム&ビタミンDの塩分量は、麺とかやく、スープを合わせても2.9gしか含まれていません。カップヌードルと比べて塩分量が約30%カットされており、体にやさしいラーメンと言えそうです。

あえて言うならカップヌードルよりも塩味がややおだやかな印象を受けましたが、比較してやっとわかる程度です。塩分控えめでもおいしく食べられました。

丈夫な骨をつくるカルシウムとビタミンD入り

1日分のカルシウムとビタミンDを摂取できることも特徴です。カルシウムは骨を形成するミネラルです。

さらに、ビタミンDはカルシウムの吸収率を高める作用があるため、強い骨づくりに役立つ組み合わせ。骨の健康が気になるけれどカップラーメンが食べたい人は、カップヌードル 塩分控えめPRO 1日分のカルシウム&ビタミンDを食べてみてはいかがでしょうか。

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3.ダイエット中でも罪悪感なく食べられる「カップヌードル PRO 高たんぱく&低糖質チリトマトヌードル」

カップヌードル
PRO 高たんぱく&低糖質チリトマトヌードル 79g
価格(税込):246円※検証時

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いしもと めぐみ

ダイエット中にうれしい、高たんぱく質かつ糖質オフなカップラーメンです。サイリウム由来の食物繊維も摂取できて、ぷりっとした麺の食感も楽しめます。

たんぱく質豊富で糖質控えめなダイエット向きラーメン

カップヌードル チリトマトヌードルのたんぱく質含有量約8.4gと比較して、たんぱく質の含有量は約15gと約1.7倍。さらに糖質は50%カットされており、エネルギー量もやや控えめです。

たんぱく質は筋肉のもとになる栄養素なので、糖質の摂取量をおさえながら筋肉量は維持したい、ダイエット中にぴったりのカップラーメンです。

サイリウム入りで食物繊維が豊富

サイリウム種皮粉末を使用しており、食物繊維が約20g摂取できます。サイリウムは水分を保つ性質があるのも特徴です。そのため、カップヌードル チリトマトヌードルよりも麺の食感がぷりっとしており、少し歯ごたえが感じられます。

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4.濃厚とんこつと特製マー油が癖になる「マルタイ」

マルタイ
熊本黒マー油とんこつラーメン 185g
価格(税込):235円※検証時

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いしもと めぐみ

にんにく香るとんこつスープと特製マー油で、濃厚な味わいを楽しめます。おすすめのちょい足し具材は、脂質の燃焼を促すサバ缶です。

濃厚とんこつスープと特製マー油の力強い味わい

にんにくが効いたとんこつスープで、濃厚な味わいが楽しめるラーメンです。さらに、にんにくとラードを植物油脂で黒くなるまで炒めた付属の特製マー油の風味が、食欲をそそります。

麺はノンフライ・ノンスチーム製法で仕上げており、麺本来の小麦の風味や弾力のある食感がおいしさを引き立てます。

サバ缶を加えて脂質燃焼をサポート

こってりした豚骨スープは脂質の多さが気になります。そこでおすすめしたい具材が、サバ缶です。サバ缶には、脂質の代謝をサポートするビタミンB2とナイアシンが含まれています。

ラーメンで脂質を摂取しても、サバ缶を一緒に食べれば、脂質がエネルギーに変わり燃焼されやすくなりますよ。

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5.シンプルな味わいが好きな人に「サッポロ一番」

サッポロ一番
塩らーめん 5個パック 500g
価格(税込):537円※検証時

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いしもと めぐみ

鶏や豚、野菜のうまみが詰まったスープと、口当たりのよい麺で食べ飽きない塩ラーメンです。ちょい足しするなら、栄養価を高め早食い防止のためにもブロッコリーをおすすめします。

うまみたっぷりの塩味ラーメン

ほどよい塩味のスープは、鶏や豚、玉ねぎ、にんにくなどのうまみが詰まった飽きの来ない味わいです。麺には山芋の粉を練り込んでおり、ぷりぷりとした口当たりと喉越しのよさを感じます。

シンプルなラーメンなので、好みの具材を加えてアレンジを楽しみたいときにもおすすめです。

ブロッコリーを加えて栄養価UP!

おすすめの具材はブロッコリーです。ブロッコリーにはカリウムが含まれており、塩分の排出を促す作用が期待できます。さらに、ブロッコリーは野菜ながらたんぱく質も豊富であり、ラーメンに加えれば栄養価が高まります。

歯ごたえがあるため、よく噛むことで早食い防止にもつながりますね。

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ここからは、ラーメンのトッピングとしておすすめの商品を紹介します。

6.骨の健康をサポートするビタミンDが豊富「きくらげ」

きくらげ 12g
価格(税込):116円※検証時

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いしもと めぐみ

乾燥タイプのきくらげなので、常備にぴったり!骨を強くしたいなら、小松菜やごまと一緒にラーメンにトッピングして食べましょう。

長期保存OKで便利な乾燥きくらげ

賞味期限が長く、常備に便利な乾燥きくらげです。さっと水洗いし、ぬるま湯に10〜15分ほど浸すとぷりぷり食感のきくらげに戻ります。

きくらげはとんこつラーメンのトッピングにも使われる具材なので、ラーメンと好相性。食感のアクセントにもなりますよ。

小松菜やごまと一緒にトッピングして、強い骨をつくろう

きくらげはビタミンDが豊富な食材です。ビタミンDの働きを生かすなら、カルシウムを含む小松菜やごまと一緒にラーメンに加えるのがおすすめ。

ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートします。骨の健康を考える人にぴったりの食材です。

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7.ラーメンにも合うおつまみもやし「カネカ 大豆もやしサラダ仕立て」

カネカ
大豆もやしサラダ仕立て 200g
価格(税込):105円※検証時

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いしもと めぐみ

おつまみにぴったりな味付き大豆もやしは、ラーメンにもよく合います。摂取エネルギーをおさえながらラーメンのボリュームを増やすなら、わかめと一緒にプラスするのがおすすめです。

ラーメンの具材にもぴったりなおつまみもやし

ほのかに感じるごま油の香りや唐辛子の辛味が、ラーメンによく合います。しゃきしゃきとしたもやしと歯ごたえのある大豆の、食感の違いも楽しめます。ラーメンの味わいを手軽にワンランクアップさせたいときにおすすめの具材です。

わかめを加えてヘルシーにボリュームUP

もやしの魅力はエネルギーの低さ。同じく低カロリーなわかめを加えると、摂取エネルギー量をおさえながらラーメンのボリュームを増やせます。

とくにわかめは、血糖値の上昇をゆるやかにする水溶性食物繊維が比較的多いため、糖質の急上昇を防いで肥満対策になります。

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8.ラーメンの具材にもなるプロテインバー「matsukiyo LAB」

matsukiyo LAB
プロテインチキンバー 塩こうじ味 50g
価格(税込):213円※検証時

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いしもと めぐみ

鶏肉を使用したプロテインバーは、ラーメンの具材にも使えます。たんぱく質の代謝をサポートしつつ栄養バランスを整えるなら、赤パプリカのトッピングがおすすめです。

1本で10gのたんぱく質が摂取可能

オリジナルブランド「matsukiyo LAB」から登場したプロテインバーです。鶏のもも肉とササミを使用しており、1本で約10gのたんぱく質を摂取できます。

シンプルな味わいながらうまみが凝縮されている塩こうじ味は、醤油や味噌など、どのようなラーメンにもよく合います。「筋肉食堂」とのコラボという点からも、期待のプロテインバーです。

たんぱく質の代謝を促すなら赤パプリカを加えて

たんぱく質は十分に摂取できますが、そのほかの栄養素の不足が気になります。そこでおすすめしたいのが、赤パプリカです。赤パプリカは、たんぱく質の代謝を助けるビタミンB6が豊富な食材です。そのほかのビタミンや食物繊維も含まれており、栄養バランスを整えるのにも役立ちます。

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よくある質問

ここからはラーメンと健康やダイエットについてよくある質問にプロが回答します。

健康面を配慮しながら好きなラーメンを楽しむために役立つ情報なので、参考にしてみてください。

  • 太りにくいラーメンの種類は?

    あっさりした醤油ラーメンや塩ラーメンは脂質が比較的少ないため、ラーメンのなかでは太りにくいと言えそうです。反対に、こってり濃厚な味わいのラーメンは脂質が多く、太りやすい傾向があります。

    どうしても濃厚な味わいのラーメンを食べたいときは、スープを残しましょう。脂質はスープに含まれるため、スープを飲むのを控えることで脂質の摂取量をある程度はおさえられます。

  • こんにゃく麺や豆腐麺は本当にヘルシーなの?

    こんにゃくや豆腐は、もともと低エネルギーで糖質が少ない食材です。

    こんにゃく麺は1人前でエネルギー量約20kcal、糖質0gの商品がほとんどです。豆腐麺は商品によって異なりますが、1人前のエネルギーは20〜70kcal、糖質は1〜5gの商品が多く見られます。一方で、中華麺100gはエネルギー約130kcal、糖質約26gと、こんにゃく麺や豆腐麺と比べてかなりの違いがあることがわかります。

    ヘルシーにラーメンを食べたいときは、こんにゃく麺や豆腐麺を試してみてください。

本記事にて紹介している商品情報は2024/11/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。

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