免疫はわたしたちの体にとって重要な働きをしています。健康のために免疫ケアを実践する人も多いです。しかし、具体的にどのようなケアをすればよいのでしょうか。また、免疫が低下する原因は何でしょうか。
今回は免疫について詳しく解説し、低下する原因、維持をするためのケア方法を紹介します。専門家による免疫ケアのおすすめ商品もレビューしているので参考に最後までお読みください。

たちばな かやの
現在はコラム執筆やレシピ開発、セミナー講演のほか、自身でグルテンフリーのケータリング弁当屋を主催するなど精力的に活動している。食物アレルギーやヴィーガン・ハラル等の食のマイノリティが抱える悩みを解消し、食の多様性がある日本・世界を目指す。
本記事にて紹介している商品情報は2024/11/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。
免疫とは?低下する原因も解説
「免疫」というワードをよく聞きますが、具体的に何かご存知ですか?免疫は体にとって重要な働きをします。まずは免疫について詳しく解説していきます。
免疫とは
免疫とは人間に備わっている自己防御システムを指します。体内に悪い細胞が発生したり、外部から細菌・ウイルスが侵入したりすると、自分自身の体を守るために「免疫細胞」とよばれる細胞によって撃退する力が働きます。
免疫細胞は生まれたときから備わっている「自然免疫」と後天的に備わる「獲得免疫」の2つに分かれており、素早く異物に対処できるようにそれぞれが役割を持っています。さまざまな免疫細胞が常に体内に異常がないか監視して守っているのです。
免疫が低下するとどうなる?
免疫が下がると抵抗力が弱まり、細菌・ウイルスが体内に侵入しやすくなります。風邪などの感染症にかかりやすくなるだけではなく、同じ感染症をくり返し発症したり、症状が長引いたりします。また通常の健康体であれば感染しにくい細菌・ウイルスにも感染しやすくなります。
そのほかに、免疫が低下すると肌が荒れたり下痢をしやすくなったりと、病気ではないものの、不調を生じやすくなります。「最近疲れやすい」と悩んでいる人は、もしかしたら免疫低下が原因かもしれません。
免疫が低下する原因
免疫が低下する原因は複数挙げられます。過労や睡眠・運動不足による生活リズムの乱れ、体の冷えや過度なストレスなどによる自律神経の乱れで免疫は低下します。
食生活も免疫に大きくかかわっています。脂っこい食事やアルコールの摂りすぎ、野菜不足、過度なダイエットなどバランスのかたよった食事は免疫低下を招くおそれがあるので注意しましょう。
また、加齢によっても免疫細胞の機能が弱まり、だんだんと免疫は低下していきます。このように免疫の低下は誰にでも起こり得るため、日常的に免疫ケアを実践していくことが推奨されています。
免疫維持に大切な生活習慣
次に免疫維持に大切な生活習慣を3つ紹介します。紹介するものはすべて難しいことではなく、毎日の生活のなかで少し意識するだけで取り入れられる方法です。参考にしてみてください。
腸内環境を整える食事
腸内環境を整える食事を取るようにしましょう。腸内には多くの免疫細胞が集まっているため、腸内環境が悪いと免疫細胞の機能も低下してしまいます。
腸内環境を整えるためには、善玉菌と呼ばれる体にとってよい影響を与える細菌を増やすことが大切です。かたよった食事を続けていると善玉菌は減り、反対に体に悪い影響を与えやすい悪玉菌が多いバランスの悪い腸内環境になります。
善玉菌を増やす具体的な成分として有名なのは食物繊維、オリゴ糖、乳酸菌などです。乳酸菌を多く含む発酵食品や、食物繊維・オリゴ糖が豊富な野菜・果実・きのこ類・海藻類・豆類を積極的に摂取しましょう。
また腸内環境を整える成分では緑茶に含まれる茶カテキンも有名です。茶カテキンは悪玉菌を減らす働きがあるため、結果的に腸内の善玉菌の数を増やします。
上記で挙げたような、腸内環境を整える成分を含む食品を毎日の食事に取り入れてみましょう。
筋力維持を意識する
免疫維持には筋肉も関係しています。加齢や運動不足で筋力は低下するため、習慣的な運動を取り入れることで筋力低下を防げます。激しい運動ではなく、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。
また、たんぱく質は筋肉をつくる上で欠かせない栄養素です。運動とセットでたんぱく質を摂ることで適切に筋肉が維持されていきます。肉・魚・卵・乳製品・大豆などたんぱく質を多く含む食品の摂取も意識しましょう。
体温を上げる
免疫を維持するためには体温を上げることも推奨されています。前項で挙げた運動は血行促進によって体温を上げる効果もあります。温かいドリンクやスープを飲んで体を内側から温めるのもよいでしょう。
また、入浴もおすすめです。お湯に浸かると血行促進によって体温が上がります。夜に入浴をしてしっかり体温を上げると、寝るときに体温が適度に下がり眠りやすくなる効果も期待できます。自律神経を整えることにもつながり、免疫維持に貢献します。
免疫ケアにおすすめの商品10選|プロが試してレビュー
ここからは免疫ケアにおすすめの商品を紹介します。また、とくに気になった商品をプロが実際に試して感想も紹介しますので、ぜひ商品選びの際の参考にしてみてください。
今回のご紹介の商品以外にも
公式オンラインストアなら対象商品が盛り沢山!
1.プラズマ乳酸菌配合タブレット「matsukiyo LAB 免疫ケアプラズマ乳酸菌withユーグレナ」

matsukiyo LAB
免疫ケアプラズマ乳酸菌withユーグレナ 180粒
価格(税込):5,378円※検証時
プラズマ乳酸菌を1,000億個配合。そのほかにユーグレナ、大麦若葉、明日葉、ケールも配合されています。タブレットタイプなので味を気にせずに手軽に摂取できるのがうれしいポイント。
プラズマ乳酸菌・ユーグレナなどが配合

1日の摂取量5粒(約1.5g)当たりにプラズマ乳酸菌が1,000億個配合。プラズマ乳酸菌は健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。さらに59種類もの栄養素を含むスーパーフードのユーグレナ、そのほかに大麦若葉や明日葉、ケールも配合されています。
パッケージが小さく軽いので持ち運びしやすいです。
タブレットで摂取しやすい

パウダータイプだと水にとかす手間がかかりますが、タブレットであれば忙しい合間でも手軽に摂取できます。自分が好きな味か気にせずに選べるのもうれしいポイント。
とりあえず何かはじめてみたいという免疫ケア初心者にもおすすめです。
2.プラズマ乳酸菌・たんぱく質・カルシウム配合「matsukiyo LAB 免疫ケアプラズマ乳酸菌大人用粉ミルク」

matsukiyo LAB
免疫ケアプラズマ乳酸菌大人用粉ミルク 300g
価格(税込):2,157円※検証時
機能性関与成分プラズマ乳酸菌配合。たんぱく質・カルシウム・鉄分も豊富に補えるので、免疫ケアにプラスして筋肉・骨を作る材料となる栄養も補給します。コーヒーや紅茶に混ぜて飲むのがおすすめ。
免疫力・筋力低下が不安な人へ

機能性関与成分のプラズマ乳酸菌に加えて、高たんぱく質・高カルシウム・鉄分・ビタミン11種、ミネラル4種が配合された大人用の粉ミルクです。免疫ケアにプラスして筋肉や骨などを作るのに必要な、たんぱく質やカルシウム・鉄分も補いたい人におすすめです。
牛乳が苦手な人にもおすすめ

水やお湯にパウダーをとかして摂取します。計量スプーンが付属しているのが高ポイント。
クリーミーさはありますが甘さは控えめのため、パウダーをそのままコーヒーや紅茶に混ぜて飲むのもおすすめです。牛乳独特の風味が抑えられていて牛乳が苦手な人も飲みやすいです。
3.155種の植物発酵エキス450mg配合「matsukiyo LAB 33種の国産野菜with 155種の植物発酵エキス」

matsukiyo LAB
33種の国産野菜with 155種の植物発酵エキス 60粒
価格(税込):1,058円※検証時
33種の国産野菜・155種の植物発酵エキス配合。通勤バッグに入れてもじゃまにならないサイズで手軽に持ち運びができます。
33種の国産野菜・155種の植物発酵エキス配合

大麦若葉やケールをはじめオクラ、キャベツ、ゴボウなどの国産野菜を33種使用。また155種の植物発酵エキスが、1日の摂取量3粒当たりに450mg配合されています。β-カロテンやビタミンB群など現代人が不足しがちな栄養素を補えます。
持ち運びしやすい大きさ

パッケージは通勤バッグにも入れてもじゃまにならないサイズ。外出先に手軽に持ち運びができます。摂取量の目安は1日3粒なので、3回に分けて1粒ずつや一度に3粒まとめてなど自分の生活に取り入れやすいタイミングで摂取を調整できます。
4.食物繊維とα-リノレン酸がたっぷり「ファインスーパーフード」

ファインスーパーフード
チアシード 300g
価格(税込):1,587円※検証時
チアシードはグルコマンナンという食物繊維やα-リノレン酸が豊富に含まれているスーパーフードです。水に浸すとふくらんでプチプチ食感が楽しめます。無味なのでヨーグルトやサラダにかけるのがおすすめ。
大さじ1杯でレタス1個分の食物繊維

スーパーフードのチアシードは食物繊維が多く含まれており、大さじ1杯当たりレタス1玉分の食物繊維が摂取可能※です。オメガ3系の脂肪酸であるα-リノレン酸も豊富に含まれているので、免疫ケアにプラスして美容も気になる人におすすめです。
プチプチ食感で満足感アップ

チアシードに水を浸して30分程置くとふくらんでとろみがつきます。このとろみはグルコマンナンというこんにゃくにも含まれている食物繊維です。食べるとプチプチ食感が楽しめます。
無味なのでヨーグルトやスムージー、サラダにかけて食べるのがおすすめです。食べ応えが増して満足感もアップします。
※ レタス可食部215gを約1個分とした場合。
商品詳細はこちら5.癖のないまろやかな甘み「matsukiyo LAB オリゴ糖」

matsukiyo LAB
オリゴ糖 1000g
価格(税込):537円※検証時
イソマルトオリゴ糖50%以上含有。癖のないまろやかな甘みで、砂糖に比べて約半分の甘さが特徴です。コーヒーや紅茶などのドリンク、煮物や炒め物など砂糖のかわりに幅広いジャンルで使えます。
イソマルトオリゴ糖50%以上含有

イソマルトオリゴ糖は植物由来※の甘味料です。癖のないまろやかな甘みで、砂糖に比べて約半分の甘さが特徴。腸内の善玉ビフィズス菌の栄養源となります。1,000g入って600円以下とお求めやすいのが高ポイント。
ドリンクや料理など幅広く使える

1日の摂取量の目安はティースプーン5~8杯。ほかの食品と混ぜても風味を損なわないので、コーヒーや紅茶などのドリンク、煮物や炒め物など砂糖のかわりに幅広いジャンルで使えます。普段の生活に取り入れやすいのもおすすめポイントです。
※ とうもろこし等。
商品詳細はこちら6.植物性のプロテイン「クレバー(CLEVER)」

クレバー(CLEVER)
ビーガン ウェイトダウン アーモンドミルク 294g
価格(税込):2,592円※検証時
エンドウ豆と菜種からできた植物性プロテイン。食物繊維を1食分当たり10g補えます。癖のないアーモンドミルク風味で飲みやすい。免疫ケアと合わせてダイエットをしている人のサポート食にもおすすめです。
エンドウ豆と菜種からできたプロテイン

プロテインのなかではめずらしいエンドウ豆と菜種から作られた植物性のプロテインです。加えて8種のビタミン、10種のミネラル、乳酸菌、MCTオイル、穀物麹を配合。食物繊維は1食分(42g)当たり10gが補えます。
高たんぱく質・低糖質なので、免疫ケアと合わせてダイエットをしている人のサポート食にもおすすめです。
香ばしいアーモンドミルク味

1食分は付属スプーン3杯、普段の食事にプラスする場合は1~2杯と量を調整できます。水にとかすと少しとろみがあるテクスチャーになります。
癖がないアーモンドミルクの風味に、エンドウ豆の香ばしさがアクセントになって、飲みやすいです。甘さもしっかりあるので1杯で満足感を得られます。
7.180日間以上自然発酵・熟成「大高酵素」

大高酵素
スーパーオータカ 720ml
価格(税込):5,378円※検証時
50種の植物から独自製法で植物エキスを自然抽出。天然の酵母や乳酸菌によって180日間以上自然発酵・熟成させた原液100%の酵素です。独特の風味があるので、炭酸水やヨーグルトに混ぜて摂取するのがおすすめ。
独自の伝統製法で自然発酵・熟成

50種にも及ぶ植物から独自の伝統製法で植物エキスを自然抽出し、天然の酵母や乳酸菌によって180日間以上自然発酵・熟成させた100%原液の商品です。
脂質・たんぱく質はほぼゼロで植物由来・発酵微生物由来の成分も摂取可能。免疫ケアに加えてファスティングなどのサポート食としてもおすすめです。
水や炭酸水で割って飲んでもOK

1日の摂取量は1回30~60mlを1~3回が目安です。付属のカップで計量できます。原液は甘さが強いですが独特の風味があり、初心者は慣れるのに時間がかかります。
筆者は炭酸水で割ってみました。風味が抑えられて飲みやすくなります。ほかにヨーグルトに混ぜたり、自家製ドレッシングに使ったりするのもおすすめです。
8.国産のごぼうと生姜を使用「あじかん 生姜ごぼう茶」

あじかん
国産生姜ごぼう茶 15包
価格(税込):885円※検証時
独自の技術で焙煎した国産ごぼうと、九州産の2種類の生姜を組み合わせたノンカフェインのお茶です。ティーバッグなのでお湯を注げば手軽に摂取可能。
国産焙煎ごぼう茶と九州産の生姜を使用

国産ごぼうを皮ごと加熱・乾燥させる独自の焙煎技術で、皮のえぐみを抑えて甘味成分を引き出しています。生姜は九州産の「黄金生姜」と「熟成黒生姜」を使用。
手軽に体をじんわりと温める

コップにティーバッグを入れてお湯を注げば手軽に摂取できるのがおすすめポイント。ごぼうの香ばしさと生姜のピリッとした風味が癖になる美味しさ。
ホットで飲むと、じんわりと体が内側から温まります。ノンカフェインなので就寝前や妊娠中の女性も安心して飲めます。
9.カテキン120mg配合「matsukiyo 粉末緑茶」

matsukiyo
粉末緑茶 60g
価格(税込):410円※検証時
味の濃い深蒸しの国産茶葉を使用した粉末緑茶です。1g当たり120mgのカテキン、2.78mgのビタミンCを配合。食事や休憩タイムなど普段の生活に取り入れやすいです。
国産茶葉のカテキン120mg配合

味の濃い深蒸しの国産茶葉を使用した粉末緑茶です。1g(2杯分)当たり120mgのカテキン、2.78mgのビタミンCを配合。熱と水を使わない技術で、お茶本来の色を損なわずサラサラのパウダー状に仕上げています。
少ない量で味の濃い緑茶を楽しめる

1杯分は150~180mlの水・お湯に粉末0.3~0.5gほどをとかします。粉末の粒子が細かいのでとけやすく、飲みたいタイミングですぐに摂取できます。少ない量で味の濃い緑茶を楽しめます。食事や休憩タイムなどの普段の生活に取り入れやすいです。
10.温浴効果で体全身ポカポカ「matsukiyo 薬用入浴剤」

matsukiyo
薬用入浴剤 もり 800g (医薬部外品)
価格(税込):250円※検証時
硫酸ナトリウム・炭酸水素ナトリウム配合で体内を深部から温めます。手に取りやすい価格で毎日使えるのが高ポイント。スッキリした”もり”の香りです。毎日の入浴でも健康維持したい人におすすめです。
有効成分入りの薬用入浴剤

硫酸ナトリウム・炭酸水素ナトリウム配合の薬用入浴剤です。これらには体内の温熱効果を高める作用があり、体内を深部から温めます。800g入って250円とお求めやすいのが高ポイント。食品だけではなく毎日の入浴でも健康管維持をしたい人におすすめです。
まるで森林のなかにいるような”もり”の香り

使用方法は浴槽に張ったお湯(200L)に入浴剤を約30gをとかします。キャップの裏側で30gを計量できます。入浴剤は濃い黄色ですがお湯にとかすと明るい緑色に変化。
商品名に「もり」と書いてあるように森林のなかにいるようなよい香りです。
今回のご紹介の商品以外にも
公式オンラインストアなら対象商品が盛り沢山!
よくある質問
ここからは免疫ケアについてよくある質問にプロが回答します。
免疫ケアをサポートする商品を上手く活用してすこやかな毎日を送るために役立つ情報なので、参考にしてみてください。
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食品を摂取するのにおすすめのタイミングはありますか?
基本的に自分が取り入れやすいタイミングで摂ればよいですが、乳酸菌を摂取する場合、胃酸に弱い性質があるため影響を受けにくい食後に摂取するのがおすすめです。
食品は毎日同じ時刻に摂ると習慣化しやすいです。「毎朝食後に摂る」「昼食後に職場で摂る」などマイルールを決めてみましょう。
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どれくらいの期間続ければよいですか?
免疫ケアは継続することが大切です。性別や年齢、体質など個人差があるため「これだけ続ければよい」という具体的な期間は明記できません。毎日継続していくことが推奨されています。
しかし、摂取している食品・実践している方法が自分に合っているのか不安な人もいますよね。1つの指標として、免疫ケアを実践する場合はとりあえず3ヶ月は続けてみましょう。あまり変化を感じなければ食品や方法を変え、自分に合った免疫ケアを見つけてみてください。
本記事にて紹介している商品情報は2024/11/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。