デリケートゾーンのお悩み

デリケートゾーンのお悩み
  • ちょっと人には言いにくい、デリケートゾーンの悩み。かゆみ、痛み、におい、生理、おりもの、乾き…原因も症状も様々です。ただムレただけだったり、生理によるものであれば対応はシンプルですが、衛生状態の悪化やストレスによる膣カンジダ症となると厄介です。今は膣カンジダ用の抗真菌剤も条件付きながら市販薬として購入することができるようになり治療へのハードルも低くなりました。しかし複数ある膣カンジダ治療薬の特徴や微妙な違いは分かりにくく、膣錠を使うべきなのかクリームを使うべきなのかの判断も簡単ではありません。そこで、このページでは症状ごとのお勧めの組合せを解説、少しでも早く治療を終われるようにお手伝いします。再発したと思ったら、早目に対処するようにしましょう。

膣カンジダ治療薬

  • カンジダは真菌(カビ)の仲間で、人間の体のいたるところに常在しています。通常はおとなしくしていますが、体調不良による免疫機能の低下、不衛生な環境、妊娠中、糖尿病、抗生物質やピルの服用などにより増殖するとさまざまな症状をおこします。カンジダは人体の様々な場所に発生しますが、特に女性器に発生することが多く悩みの種になりがちです。
    膣カンジダ治療薬は過去に医師による診察と診断が出ていないと購入することができない、再発専用の薬です。また、再発だけでなく重症化や他の疾患との併発が疑われるような症状がある場合には販売ができず、医療機関の受診を勧めることとなっています。購入不可項目に該当した場合には医師の診察を受け、適切な治療を受けるようにしてください。
    カンジダ症は抗真菌薬の使用により抑えることができますが、高頻度で繰り返す場合には他の原疾患があることで発生している可能性が高いので、抗真菌薬を購入して治療を繰り返さずに医師の診察を受けて真の原因を突き止める必要があります。

お悩み別に選ぼう(膣錠を入れるとき痛い)

  • 膣錠を膣内に挿入するには、粘膜上にある程度の潤いがあることが前提となります。
    しかし膣のコンディションはみんながいつでも一定というわけにはいかず、潤いが足りてない場合もあります。
    このような時に水分で溶けるタイプの膣錠を挿入しようとすると、入らないことはありませんが挿入時に痛むという方もいらっしゃいます。
    そのような経験がある方には、ハードファット(固い脂)で作られたメディトリートがお勧めです。
    ハードファットは人肌程度の温度で簡単に溶ける素材で、潤いがなくても体温で表面の溶解が始まり簡単に膣内に挿入できます。
  • ※本記事にて紹介している商品情報は2023/12/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。

お悩み別に選ぼう(膣錠以外の治療薬)

  • 膣カンジダ症の治療に不可欠ともいえる膣錠。
    治療なのだから仕方のないこととはいえ、膣内に異物を入れるというのは気分のいいことではないという方も多いでしょう。
    できれば早く溶けて違和感・異物感が消えてほしい。
    そんな方には発泡錠であるエンペシドLがお勧めです。
    膣内の水分と反応して発泡し、素早く溶けてムラなく膣内に広がります。
  • ※本記事にて紹介している商品情報は2023/12/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。

症状別に選ぼう

  • 膣カンジダ症は膣で感染・増殖が原因ですが、かゆみなどの症状は外側にも出ることがあります。
    おりものの異常など膣症状だけのケースや、膣症状と外側のかゆみの併発、外側のかゆみだけなど症状の現れ方は様々です。
    その症状に応じて膣錠とクリームの最適な選択・組み合わせがあります。早く・確実に治療するため、症状に応じた薬の使い方に留意しましょう。

症状別に選ぼう(おりものの異常など、膣症状のみ)

  • おりものが「お粥(カッテージチーズ)状」だったり白く濁った「酒かす状」である場合は膣症状が発生しています。
    膣症状のみの場合は膣錠を使用してください。
  • ※本記事にて紹介している商品情報は2023/12/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。

症状別に選ぼう(外陰部のかゆみと膣症状両方)

  • 膣症状がある以上必ず膣錠を使用します。
    また、外陰部のかゆみの原因が膣内のカンジダ真菌であることも多いため、軽度のかゆみなら膣錠だけでも大丈夫ですが、外陰部周辺のかゆみ改善にはクリーム製剤がおすすめです。ただし、こちらも以前に医師の診断・治療を受けた人に限ります。
  • ※本記事にて紹介している商品情報は2023/12/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。

症状別に選ぼう(外陰部のかゆみなどの症状のみ)

  • おりものには目立った異常はなく、外陰部のかゆみだけが自覚症状である場合はクリームだけでの治療も可能ですが、短期間でしっかりと治すためには膣錠との併用が推奨されます。
  • ※本記事にて紹介している商品情報は2023/12/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。

市販の膣カンジダ薬の注意点

  • 市販の膣カンジダ薬は以前に膣カンジダと診断や治療を受けた方が再発した場合に使用できる薬です。初めて発症したと思われる方は、似たような症状であっても他の疾病が原因の場合がありますので、自分で判断せずに医師の診察を受けてください。また、再発を何回も繰り返す方も同様に他の疾病が潜んでいる可能性がありますので、医師の診察を受けましょう。
  • 膣カンジダは性感染症ではありません

    女性特有のカンジダ症は膣や外陰部に発生することから性感染症と思われていることが少なくありません。また、その症状も性感染症を思わせるものが多いため、勘違いなどが起こりやすくなります。初めての人は医師の診察を受けて診断してもらう必要がありますが、膣カンジダはその症状が特徴的で、一度かかったことがある人は再発であることが自分で分かることが多いと言われています。膣カンジダの経験がある人も、以前の症状と少しでも違うときは医師の診察を受けて適切な治療を受けるようにしましょう。

感染症ではないムレなどによるかゆみ・かぶれ

  • 夏の暑い時期や生理時、ナプキンのこすれなど何らかの感染症などではなくともかゆくなったりかぶれてしまうことがあります。このような場合にはデリケートゾーン用のかゆみ止めなどを使用しましょう。また、ムレたり不衛生にならないように気を付けることも重要です。
  • ※本記事にて紹介している商品情報は2023/12/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。

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