せき・たん

せき・たん
  • 咳は非常に厄介な症状ですが、体の防衛反応でもあるため安易に薬を飲んで止めるのもよくありません。
    しかし激しい咳はそれだけで体力を消耗し睡眠にも大きな影響を及ぼします。これが長期化することで更に体調を悪化させてしまったり、持病を悪化させてしまうことにも繋がりかねません。
    安易に薬を使うべきではないのですが、睡眠をしっかりと取れるくらいにはコントロールできた方が短期間で回復できることもあります。
    ところが、防衛反応のひとつである咳やたんを薬で完全に制御することは非常に難しく、薬も「少し楽になるくらい」のものと捉えたほうがいいでしょう。
    効かないからと言って量を増やしたり、複数の種類の薬を併用することは止めましょう。
    2週間を超える長い咳は風邪の延長ではなく、マイコプラズマ肺炎や気管支炎などの疾患が隠れている可能性があります。
    色のある「たん」が多い、発熱も伴っているなど、ただの咳ではない兆候がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。

内服の咳止め・去たん剤

  • カプセルや錠剤、シロップなど多彩な剤形があります。1日2回タイプなどもあり、ライフスタイルや効果によって使いやすいものを選ぶことができるようになっています。咳止めを使用しても咳が長く続く場合はほかの疾患が潜んでいる可能性があるので、医療機関で診察を受けるようにしてください。第1類医薬品に含まれているテオフィリンは気管支を広げて呼吸を楽にしますが、動悸などの副作用も少なくないので注意が必要です。
  • ※本記事にて紹介している商品情報は2023/12/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。

漢方薬の咳止め

  • 風邪に伴う咳とは違うタイプの咳に効果的なものを選びました。「喉に引っかかりがあるような感じ」など、通常の咳止めでは対応できない症状にも効果が期待できます。
  • ※本記事にて紹介している商品情報は2023/12/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。
  • 長く続く咳は病気のサイン

    日本では8週間以上続く咳を「慢性咳」と定義していますが、風邪の咳は長くても3週間ほどなので、3週間以上続いたら別の病気を疑っていいでしょう。肺炎、マイコプラズマ、百日咳、咳ぜん息、結核などなど、あげればキリがありません。アレルギー反応による咳の可能性もあります。長すぎる咳は放置せずに受診しましょう。

子どもの咳止め

  • 子供専用の咳止め内服薬は、子供でも飲みやすいように甘い味がつけられています。シロップ剤は誤飲防止のために幼児には開けにくいキャップが採用されるなどの工夫もされています。
  • ※本記事にて紹介している商品情報は2023/12/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。

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