口内炎ができる原因は?ストレスも関係する?対処法を解説

公開日:2026年5月11日

口内炎がなかなか治らない、何度も繰り返してしまうと悩んでいませんか?食事や会話のたびに痛みを感じると、日常生活に支障が出てしまうこともあります。

口内炎の原因はさまざまですが、栄養不足や睡眠不足のほかに、ストレスが関係していることがあります。長引いたり繰り返したりする口内炎は、ストレスが影響しているかもしれません。

この記事では口内炎の対処法や防ぎ方、ストレスと口内炎の関係について詳しく紹介します。悩んでいる人はぜひ、参考にしてみてください。

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口内炎ができる原因は?ストレスも関係

口内炎ができる主な原因は、口のなかの刺激やウイルス感染、栄養不足、睡眠不足などですが、実はストレスも大きく関係しています。口内炎とストレスは一見すると関係なさそうに思われますが、どのような関係があるのでしょうか。

人はストレスを受けると交感神経が優位になります。交感神経には心拍数を上げたり、血管を収縮させたりし、体を活動モードに切り替える役割がありますが、優位な状態が続くと血行が悪くなり、皮膚や粘膜に栄養が十分に届かなくなります。その結果、新陳代謝や免疫機能が低下し、口のなかの粘膜が傷つきやすくなってしまうのです。

また、交感神経が優位な状態では唾液の分泌量が減り、細菌が繁殖しやすくなることも口内炎ができる原因です。

さらに、長期間ストレス状態が続くと、ストレスホルモンであるコルチゾールが増えて免疫バランスが乱れることがあります。すると、粘膜の修復が遅くなり、口内炎が長引く原因にもなってしまいます。

このようにストレスは間接的に口腔粘膜にダメージを与えることから、口内炎の発症に関係していると考えられています。

口内炎ができやすい場所

口内炎は口のなかのあらゆる場所に発症しますが、なかでも特定の場所にできやすい傾向があります。ここでは口内炎ができやすい場所について解説します。

頬の内側・唇の裏側

頬の内側や唇の裏側は、口のなかでもとくにやわらかい粘膜でできており、口内炎ができやすい場所です。食事や会話の際に、誤って頬の内側を噛んでしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。粘膜は傷つくと腫れやすく、一度腫れてしまうと同じ場所を繰り返し噛んでしまい、回復までに時間がかかることがあります。

また、ストレスにより免疫力が低下すると発症するのが、ウイルス感染による口内炎です。代表的なものに単純ヘルペスウイルスによる口内炎がありますが、ウイルス性口内炎は頬の内側や唇の裏側をはじめとして、唇周辺や喉の奥などにもできることが特徴です。

舌の側面

舌の側面も口内炎ができやすい場所の1つです。

舌は食事や会話の際によく動き、歯や食べ物が触れやすいため、刺激を受けやすい特徴があります。また、誤って噛んでしまったり、熱い食べ物や辛い食べ物の刺激が原因となって口内炎ができることもあります。

舌は物理的な刺激以外にストレスや栄養不足も影響するため、口内炎ができやすい場所として注意が必要です。

口内炎の対処法と防ぎ方

口内炎は症状が軽いものであれば自然に治ることもありますが、症状の段階に応じて適切な対処が必要です。また、口内炎を防ぐポイントは日頃から生活習慣を整えることです。ここからは症状に応じた対処法と防ぎ方 について紹介します。

口内炎になったときの対処法

口内炎の治療法には市販薬を使って症状をやわらげる方法や、医療機関を受診して治療をする方法があります。症状の程度や口内炎の種類によって対処法が異なるため、状態に応じて適切な選択をすることが大切です。

市販薬を使う

軽症な口内炎は市販薬を適切に使用することで、痛みや炎症をやわらげながら改善を促すことができます。

市販薬には、炎症を抑える成分のトリアムシノロンアセトニドやアズレンスルホン酸ナトリウム、プレドニゾロン、殺菌作用のあるセチルピリジニウム塩化物などが配合されており、患部の炎症を抑えたり細菌の増殖を防いだりする効果が期待できます。

薬のタイプには軟膏やクリームのほかに、口内炎に直接貼るパッチ、スプレーがあるので、症状や口内炎ができた場所に合わせて、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

患部を保護したい場合はパッチタイプ、手の届きにくい場所にできた口内炎にはスプレータイプが適しています。また、軟膏タイプでも滞留処方といって、唾液で薬が流れにくくなっているものがあります。舌はよく動く場所なので、口内炎を保護したい場合はパッチタイプよりも滞留処方の軟膏が適しているでしょう。

さらに、皮膚や粘膜の健康を保つ働きのあるビタミンB群を含む内服薬を併用するのもおすすめです。

市販薬を使っても改善が見られない場合には、薬の使用を中止した上で医療機関を受診しましょう。

医療機関を受診

口内炎の種類や原因、症状の程度によっては医療機関を受診して治療を行う必要があります。

医療機関では炎症を抑える塗り薬やうがい薬、感染が原因の場合は抗ウイルス薬や抗菌薬、抗真菌薬などが使用され、症状に応じてビタミン剤などの内服薬が処方されることもあります。

むし歯や歯並びなどが原因で粘膜に刺激が加わっている場合は、歯科治療を受けて対処することが一般的です。また、歯科では痛みをやわらげるためにレーザー治療を行うこともあります。

症状が重い場合や口内炎が2週間以上続く場合はほかの病気の可能性も考えられるため、早めに医療機関を受診して適切な治療を受けるようにしてください。

口内炎の防ぎ方

口内炎にならないようにするには生活習慣を見直すことが大切です。ここでは口内炎を防ぐために意識したいポイントを紹介します。

栄養バランスの整った食事をとる

栄養不足は口内炎を引き起こす原因の1つとして知られています。とくに、皮膚や粘膜の健康を保つビタミンB2やB6、免疫機能をサポートするビタミンCは、口内炎にならないための大切な栄養素です。

ビタミンB2やB6は豚肉、レバー、卵などに多く含まれています。また、ビタミンCは赤ピーマンやブロッコリーなどの野菜やキウイフルーツやいちごなどの果物に含まれています。これらの栄養素を積極的に取り入れながら、バランスのよい食事を心がけましょう。

栄養素 食品例
ビタミンB2 レバー(豚肉・牛肉・鶏肉)、乳製品、卵、キノコ類、アーモンド
ビタミンB6 マグロの刺身、いわし丸干し、鶏むね肉、そば、ニンニク、ブロッコリー
ビタミンC パセリ、ピーマン、ブロッコリー、芽キャベツ、キウイフルーツ、いちご、ネーブルオレンジ

ストレスをためない生活をする

ストレスをためない生活を心がけると、口内炎を防ぐことにつながります。

ストレスや疲労は免疫力を低下させ、口のなかの粘膜に炎症を起こしやすくします。また、ストレスの影響で睡眠不足や食生活が乱れることも免疫力の低下につながるため、注意が必要です。

日頃から十分な睡眠をとり、適度な運動を取り入れるなどストレスを上手に発散し、心身のバランスを整える生活を心がけましょう。

よくある質問

ここからは口内炎についてよくある質問に回答します。

  • 口内炎はどのくらいで治りますか?

    通常、数日から10日程度で自然に治ることがほとんどです。

    ただし、なかなか改善しない場合はほかの病気が隠れていることも考えられます。症状が2週間以上続くときや腫れや痛み、ただれがひどい場合は、耳鼻咽喉科や歯科、口腔外科などを受診して適切な治療を受けるようにしてください。

  • 口内炎はうつりますか?

    ヘルペスウイルスが原因で起こる口内炎は、人にうつる可能性があります。感染経路は接触感染で、患部に直接触れるほか、唾液に含まれるウイルスによっても感染することがあります。家庭ではタオルや食器の共有で感染することがあるため、注意が必要です。

    また、単純ヘルペスウイルスは感染性がとても高く、最初に感染したのちに体内で休眠状態になり、免疫力が低下しているときに再発しやすいことがわかっています。

    一般的によく見られる口内炎はアフタ性口内炎といって、人にはうつりません。ただし、見た目だけで口内炎の種類を判別することは難しいため、心配なときは医療機関で相談するようにしましょう。

口内炎については、こちらのページも参考にしてください。

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