水虫

水虫
  • 水虫と言えば革靴を長時間履く機会が多い男性に多いものと見られていましたが、白癬菌そのものは自然界にごく普通に存在し、通気性の悪い環境にあれば性別に関係なく感染・発症します。感染した皮ふと接触することでも感染が広がるので、家族に水虫の方がいる場合は足ふきマットなどは共用しないようにしましょう。外用薬などで症状が治まってきても白癬菌は角質内にとどまっているので、皮ふが完全に入れ替わるまで1カ月以上は根気よく治療を続ける必要があります。

趾間(指の間)の水虫

  • 水虫が発生する場所として最もイメージしやすいのが足の指の間です。水虫薬の宣伝などでは親指の付け根をイメージとして使うことが多いですが、実際には小指側のほうが発生頻度は高くなっています。症状としては乾燥して割れたりはがれたりするタイプと、ジュクジュクと湿っているタイプがあります。液体タイプはアルコールを含むため、ジュクジュクした部位に使用するとしみて痛むので注意が必要です。
  • ※本記事にて紹介している商品情報は2023/12/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。

土踏まずなどの小さな水疱の水虫

  • 水虫といえば指の股の部分ですが、足の裏の広い部分にも感染します。このような場所では小さな水疱(みずぶくれ)になっていることが多く、指の股やかかとの場合よりも強いかゆみを伴います。このため、伸びのよいクリームやジェル、広範囲に使用できるスプレーが向いています。また、かゆみが強いのでかゆみ止めや冷感の強いものを選ぶと快適に過ごすことができます。
  • ※本記事にて紹介している商品情報は2023/12/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。

かかとなどの皮ふが厚くなる水虫

  • かかとの角質が厚くなってガサガサとしてくる水虫を、正式には「角質増殖型白癬」といいます。かゆみが非常に弱いため、乾燥による肌荒れなどと勘違いされて放置され、感染者を増やしてしまう傾向があります。角質が厚く・硬くなっているので浸透性の良いクリームや角質を軟らかくする尿素などを配合した薬が向いています。液体はアルコールの蒸発によって水分を奪い、角質の硬化を助長するため向いていません。
  • ※本記事にて紹介している商品情報は2023/12/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。
  • 爪の水虫

    爪水虫に対して抗真菌薬というお薬を使って治療します。抗真菌薬は爪水虫の原因となる白癬菌を殺したり、増えるのを抑えたりする作用があり、「のみ薬」と「ぬり薬」の2種類があります。
    のみ薬は有効成分が血液から爪に運ばれて、爪の内側から効果を発揮します。一方、ぬり薬は爪の表面にぬることで、有効成分が爪の中に浸透して効果を発揮します。どちらも爪の奥にいる白癬菌まで有効成分が届くようにつくられていますが、患者さんの症状や状況に合わせたお薬が処方されます。爪に異常を感じたら、市販薬で対応するのではなく皮膚科医に相談するようにしましょう。

殺菌成分配合せっけん

  • 水虫の予防・治療には足を清潔に保つことも重要です。通常のせっけんでよく洗うのも効果的ですが、殺菌成分が含まれたせっけんも販売されており、日々のケアにご活用ください。
  • ※本記事にて紹介している商品情報は2023/12/1時点のもので、商品リニューアル、価格変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。

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